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リトル・ロマンス ~ CX-5 ~ Little Romans ~

 21,2012 23:59
真っ青なCX-5のボディは 青空と大海原の蒼を吸収して 
究極のブルーを形成している
Fuuwwwwwoooooooouuuu
僕は大きく深呼吸して 爽やかな潮風を思いっきり吸い込んだ
CX-5
 
初めて この場所こ来た時も 視界は120%青一色だった 
因みに20%は僕のハートの色だったが・・・

突然の転勤は 僕が会社のメインキャストから 外されたことを示していた
 「近いうちに戻れるさ」
同期の言葉は やさしかったが 
この地への転勤が 片道切符であることは誰もが知っていた

HaaaaaaaaAa HaaaaaaaaaAa
自分の歳の数だけ ため息が出た 
そして 僕はこの橋を ”Ponte dei Sospiri”(ためいき橋)と命名した 


そんな 僕もいつの間にか この街が好きになった その理由は・・・

1つ目 
ためいき橋からの絶景! 本社勤務じゃぁ体験できない

2つ目
この橋の南側のたもとにある 真っ赤なエプロンをつけたお地蔵様
そのお地蔵様の 目線に続く小道の突き当りまでいくと 小さなロッジ風の
炭火焙煎珈琲店がある
この店のブルーマウンテンに出会ったこと

そして3つ目 
珈琲店のカノジョと 知り合いになれたこと

半年前 この場所で 僕はカノジョにプロポーズした
穏やかに凪いだ波の音に消されるほど小さな声でカノジョは言った
 「私は あなたにふさわしくないわ・・・」
カノジョは既に結婚していて 10歳になるYukiという女の子と暮らしていた
漁師だったカノジョの夫は 女の子が生まれたころ
時化の海に出たまま帰ってこなかったそうだ
カノジョは女手一つでYukiを育てた 
しかし心のどこかで夫が帰ってくると信じているようだった

その日 僕はため息橋で 人生最大のため息をついた・・・
Haaaaaaaaaaa-----------------

水平線に浮かぶタンカーを眺めながら 僕はカノジョに電話をした
 「今日の 眺めは最高だよ Yuriちゃんを連れて ためいき橋に来ないかい?」
 「いいわね! 今日はお客さんも少ないから 早じまいにするわ!
  いつものコーヒーを持って行くね!」

スカイブルーの空に 少しマゼンダが溶け始めたころ
マリンブルーのワンピースを着た親子が ため息橋にやってきた

僕は女の子に ブルーローズの花束をプレゼントした
 「わーきれい! ありがとう」
女の子は素直に喜び 僕に抱きついてきた

 
ヴェニスの ためいき橋”Ponte dei Sospiri”では 
日没に ゴンドラに乗って 橋の下でキスをすると 
永遠の愛が約束されるという伝説がある・・・
 「東京では味わったことがない 君の焙煎してくれた この珈琲を飲んだとき 
  僕は 自分を見つけることができた
  この地にいても 人を感動させる事はできる 僕にはやることがあるのだと!
  君は 僕のブルーなハートを スカイブルーに変えてくれたんだ」
CX-5の中で 僕はカノジョが用意してくれたブルーマウンテンを飲みながら言った
しかしカノジョは 海の彼方に視線を向けて 僕の言葉に反応することは無かった 

間もなく日が沈む
ダニエル(Thelonious Bernard)とローレン(Diane Lane)も 叶わなかったように 
都市伝説にたよるのは無理か・・・
そう思ったとき

彼女は言った
 「今日は ロマンチックの日 ロマンチックブルーの日ね 
  蒼い海と青い空の向こうから 声が聞こえる 
  ”もう 僕のことは忘れて 自分の道を進みなさい”って」 
  
ブルーローズの花言葉は ”不可能・ありえないこと”だったが 
青いバラの誕生で 最近は”奇跡”の意味が付け加えられている

陽が落ちる瞬間 ため息橋に止めたCX-5の中で
後部座席に座った女の子が ブルーローズの花びらを数えている・・・
そして 運転席の僕と助手席のカノジョは そっと口づけをした
リトルロマンスが 生まれた 





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