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シン・ウルトラマン ~ レクサスIS 300h 2016 ~

 16,2023 22:14
「怪獣が攻めてきても助けてくれる?」

「もちろんさ コイツを飛ばして 安全なことろまで 連れていく」

「ザラブ星人が来ても守ってくれる?」

「電子データを操作されて どんなフェイクを聞かされても 僕は君を信じる」

「私が 巨大化しても 見捨てないでくれる?」

「もちろんさ 僕が君を元に戻す」

「惑星壊滅兵器 ゼットンが投入されても?」

シン・ウルトラマンを観たあと 
僕たちは ニセウルトラマンによって壊されたはずの横須賀の街・・・
カノジョの故郷を ドライブしていた

lexus-is300h 2016

いつも不安の山に 埋もれる君が
今日は いつも以上に 怯えているようだった 

「君には言ってなかったが
 僕には 外星人としてのもう一つの顔がある
 たとえ地球が滅ぶことになっても 僕はこの車ごと君を 安全な星につれていくさ!」

そんなカノジョの右手を握った僕は 
冗談を交えながら カノジョの不安を吹き飛ばした

それなのに・・・ 
あの日・・・
僕は 君の本気の SOSを 見逃してしまった



「なんか・・・ 今日・・・ 調子が悪いの」
僕にとっては 
カノジョの よく口にするフレーズの一つに思えた
重要な会議の間際に入ったLINEを 
軽い気持ちで スタンプを一つ投げて 受け流した

その結果・・・ 僕は 取り返しのつかない宝・・・ 
僕たちの子供を失った
カノジョが感じた警鐘は カノジョの内なる 新しい命からの聲だった

カノジョは
苦しみの中 僕が傍にいなかったことを 責めなかった それどころか・・・ 
ごめんなさい ごめんなさいと 
オルゴールのように 啼いた

謝らないでくれ・・・
キミに罪はないじゃないか・・・
それなのに これからも 君は僕を見るたびに 謝り続けるのか・・・
君の為にも こんな環境は 続けるべきでじゃない・・・
いや 違うだろう・・・
カノジョの 冷たい視線が 僕を削る
そんな 環境から 僕は逃げ出したいのだ

僕のハートが まだ半熟な状態の中

「ドライブに いかない?」 
カノジョが言った



IS300hが向かったのは 横須賀だった

ウルトラマンのように 無表情な二人の顔を 夕焼けがオレンジ色に照らす中
小さくなったカノジョが呟いた

「私たち もうだめなのかなぁ 」

そうだね・・・ 
無意識に反応してしまった僕を見ても
感情の消えた カノジョの瞳は 枯れたままだった

今日は 実家に帰りたい というカノジョを送ると 
僕は そのまま海岸線を西に向かった

車窓に流れる景色は カノジョとの思い出のスクラップ・・・
楽しかったはずの 思い出が 重たく感じた

と そのとき・・・ 
反対車線の車が センターラインを乗り越えてきた!!

”あぶない!” 

対向車の ヘッドライトが 瞳を焼き 目の前が ホワイトアウトした・・・



♪ Bruno Mars – Talking To The Moon ♪


気が付くと IS300hは 
カノジョの 家の前に戻っていた

蒼白のカノジョが ぼんやりとした姿で立っている

「うちに帰ろう」
運転席から降りた僕は カノジョに向かって 右手を差し出した

「でも・・・ あなたは もうだめだと言ったわ」

ハードディスクに録音されたような 無機質な聲だった

「確かに・・・  でもね 
 それは 僕の中にいた外星人の言葉だ 
 今・・・ 地球人だけになった僕は 君なしでは 生きていけない
 君は 大切なバディなんだ!」

シルバー 一色のIS300hのボディに 
ジワリと 赤いラインが 浮きあがる・・・ と

乾ききったはずの カノジョの瞳から 涙が流れ落ちた





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