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テルマ&ルイーズ ~ サンダーバード 1966 ~

 26,2020 17:23
目を合わせれば言葉はいらない
私たちは テルマとルイーズ 
いつも一緒! 男どもとの恋愛なんかより
ずっと 固い絆で結ばれている

1966年式 サンダーバードを駆って
ゆっくり温泉旅行を楽しむのが 私とカノジョの週末の過ごし方
仕事の悩みも 幌を外して風にあたれば 
朝霧のように消えてゆく



フラッシュのように 今・・・輝いていること
そんなジャイブのような毎日を過ごしていた・・・ のに・・・

いつものように
来週の予定で盛り上がろうとする私の隣で
日が沈む海岸線のような 雰囲気でカノジョが 言った

「来週はちょっと 用事があるんだ・・・」

サイドブレーキが かかっているような 
言い方だった

「それじゃ その次の週だね
 こいつのメンテナンスも必要だと思ってたんだ」

ハンドルを叩きながら 笑顔で私は言った

彼女を送り 家に到着したころ LINEが届いた
週末旅行をしばらく延期したいと書かれていた
親の具合が良くないからというのが理由だった



彼女も大変な時期なんだ
再び一緒に出掛けるときのために いろいろ情報を仕入れておこうと
週末は ショッピングモールで情報を集めていた

そんなある日・・・

BMWの助手席に座っている彼女を目撃した
私には見せない キラキラした笑顔の彼女の隣には 
私の友人でもある男性がいた

私の身体の内側で ビックベンの鐘の音が鳴った

私には サンダーバードがあるし・・・
まぁー いいか
誰に言い聞かせるでもなく放った独り言が 車内で木霊する
いつもの 空間が やけに広く感じた

KYURUUUUUUUUUUUUUUUUUU・・・

「あれっ・・・」

KYURUUUUUUUUUUUUUUUUUU・・・
何度やっても 
エンジンがかからない

君まで・・・ 私を見捨てるの・・・

「なんなの・・・」
ハンドルに顔を伏せる 
今まで こらえてきた 涙が止まらなくなった

サンダーバード 1966

「あぁー かぶってますね」

!!

サンダーバードの外にいたのは 8つ年下の会社の後輩だった

仕事では 
いつも 私の後ろを歩いている彼が 
瞳を輝かせながら サンダーバードを見廻している

「先輩! ちょっと いいですか」

私を 運転席から 追い出した彼は
いきなり キーを回した

と同時に アクセルを 躊躇なく ぐいと踏み込んだ ルィーズのように・・・

Gyuuurururururururururu Gyuooooooooooooooooooooooon

いつもの エンジン音が還ってきた

「たまには 思いっきり アクセル 吹かしてあげないと!」

私が泣いていたことに 気付いているはずなのに
いつもと変わらないスマイルで 彼は言った

「アメ車はいいっスネ!
 一度 運転したかったんですよ ありがとうございました」

それだけ言うと 背を向けら彼に 私は・・・ 言った

「乗せてあげるわよ・・・ 助手席ならね」

サンダーバードが 羽ばたいた あの日とおなじ 真っ青な空の下で・・・




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