夜霧のマンハッタン ~ ヴェゼル 2017~
01,2019 23:17
12月に入り 寒冷前線の動きもトップギアーに入った
行きかう人の息と
車のマフラーから 立ち上る真っ白な水蒸気が
いつまでも消えずに もくもくと 立ち上り 街全体に 霞がかかる
家の前にある駐車場に停まっているはずの
パープルヴェゼルRSも よく見えない

「行ってきます」
部屋の奥にいるカノジョに言った
・・・
見送りも 返事もない
二人の会話は
9割がカノジョ発で 残りの1割が適度に相槌を打つ僕の担当
これが僕らの ベストな関係だと思っていた
それが・・・
「けんかの時以外 話しているのは私ばっかり!!
私たち 一緒にいる理由があるのかな」
昨晩 カノジョが言い放った一言が 重たかった
僕は まったくカノジョを理解できていなかった
だから・・・
寝る前に
「明日は金曜日だし・・・
ちょっと足を延ばして 温泉にでも行こうか」
重たい雰囲気を 消し去ろうと カノジョに提案してみたが・・・
カノジョは
すでに眠っているというアピール
二人の間の溝が
その日のうちに修復できなかったのは
はじめてのことだった
真っ白な霞のヴェールは
一日中 街を覆いつくし 日が沈むころには夜霧に変わった
会社の駐車場に停まっている
ヴェゼルは 夜霧に濡れていた
エンジンボタンと同時に
冷え切った車内 そして心を温めようと 暖房を全開にした
Gooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo
車内の温度が上がるにつれて
フロントガラスが曇り始める・・・
デフロスターのスイッチを・・・
僕は入れるのをやめた
”I LOVE 湯”・・・
という文字が フロントガラスに浮かび上がっていた
夜霧のマンハッタンのトム・ローガン(Robert Redford )のように
僕も大切な ハートを見つけた
行きかう人の息と
車のマフラーから 立ち上る真っ白な水蒸気が
いつまでも消えずに もくもくと 立ち上り 街全体に 霞がかかる
家の前にある駐車場に停まっているはずの
パープルヴェゼルRSも よく見えない

「行ってきます」
部屋の奥にいるカノジョに言った
・・・
見送りも 返事もない
二人の会話は
9割がカノジョ発で 残りの1割が適度に相槌を打つ僕の担当
これが僕らの ベストな関係だと思っていた
それが・・・
「けんかの時以外 話しているのは私ばっかり!!
私たち 一緒にいる理由があるのかな」
昨晩 カノジョが言い放った一言が 重たかった
僕は まったくカノジョを理解できていなかった
だから・・・
寝る前に
「明日は金曜日だし・・・
ちょっと足を延ばして 温泉にでも行こうか」
重たい雰囲気を 消し去ろうと カノジョに提案してみたが・・・
カノジョは
すでに眠っているというアピール
二人の間の溝が
その日のうちに修復できなかったのは
はじめてのことだった
真っ白な霞のヴェールは
一日中 街を覆いつくし 日が沈むころには夜霧に変わった
会社の駐車場に停まっている
ヴェゼルは 夜霧に濡れていた
エンジンボタンと同時に
冷え切った車内 そして心を温めようと 暖房を全開にした
Gooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo
車内の温度が上がるにつれて
フロントガラスが曇り始める・・・
デフロスターのスイッチを・・・
僕は入れるのをやめた
”I LOVE 湯”・・・
という文字が フロントガラスに浮かび上がっていた
夜霧のマンハッタンのトム・ローガン(Robert Redford )のように
僕も大切な ハートを見つけた
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