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ジョンウィック ~ ロータスセブン 1960 ~

 06,2019 12:08
「田舎街でも デザインを」
というスローガンを 掲げた僕らは 
なけなしの資金をはたいて ロータスセブンを社用車にした
自分たち自身が宣伝になるように

「この車は 俺たちの絆だ
 座席は2つ お前と俺 それだけでいい
 二人の会社が存続する限り 
 セブンに乗り続け 毎年 ここで乾杯しよう
 セブンは 俺たちだけのものだ」

ロータス7 1960

寂れた街で 唯一スィートルームをもつホテル・コンチネンタルの
ロビーラウンジで 僕らは未来を誓った
シャンパングラスには 駐車場から僕らを見つめるセブンが写っていた

さびれた港街は 
さわやかな風と 突き抜ける排気音が響くたびに
小さなインパクトを受けていった 
モノトーンだった街に 少しづつ色が付き始め
街だけでなく そこに住む人たちを若返らせていった

多くの人が そんな変化を実感できるようになった5年目の・・・会社設立記念日

隣町での仕事を 早々に切り上げて
記念日を祝うために ホテルコンチネンタルに向かっていた僕は
セブンを目撃した
相棒の運転する 助手席には女性が乗っていた・・・



ホテル・コンチネンタルは
僕ら二人の懺悔部屋でもあった
失敗したときは 偽りなく 相手にすべてを話す
そして 打ち明けられた相手は それを受け入れる
ジョンウィックにあやかって 決めた 僕らの掟だった

「女のひとりくらい 載せてやってもいいじゃないか
 俺たち 結婚してるわけでもないだろう・・・」

セブンは我々だけのもの
彼自身が提案したことだった
それを 彼は バーボンを飲みながら にやりと笑いながら うそぶいた

僕の左拳は 理性が働く前に 彼の右頬を 削っていた
二人の道が 分かれた瞬間だった

太平洋のように広く感じた事務所に
一人の女性が訪ねてきたのは 
一年後のことだった

「ごきげんよう・・・」

にこりとほほ微笑んだ カノジョを見て
僕と彼以外で セブンの座席に座った 唯一の人だと気付いた

ホテル・コンチネンタル ラウンジ

「俺とおまえは 結婚しているわけじゃない 
 だけど・・・相棒だ」

彼は 急逝した父親が残した負債が
僕に及ぶことを恐れた そして つまらない芝居を打ったのだった

従妹をセブンの助手席に乗せて 僕にそれを見せつけた・・・

まんまと それにはまってしまった 
僕・・・ 薄っぺらい 自分が許せなかった

「あいつがしゃべったのか・・・ 
 身内だから 安心していたのに・・・
 やっぱりお前以外 だれも 信用できないな・・・」

相棒は ぽつりと つぶやいた



あの日以来 
ホテルの駐車場に停められたままだったセブンは
戻ってきた二人の主によって 再び 秋の空を突き抜けるような 排気音を響かせた 




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