天使と悪魔 ~ 159 2008 ~
21,2018 21:15
僕ら人間には
悪魔の誘いにのらないように 一人一人に天使がついているらしい
しかし・・・
魔王サタンは 元天使ルシファー
悪魔と天使に 大きな境界はない
カメルレンゴ(Ewan McGregor)のように
右から見れば 笑顔の天使も 左から見ると 山羊の角が見えてくる・・・
僕が運転するAlfa Romeo 159は
カノジョを助手席に乗せて南に向かった
半年前から 楽しみにしていた オータムジャズコンサート
機械は万能じゃないからと
ナビアプリが示す時間より 1時間前に出ようというカノジョ
一方 僕は最近のアプリは優秀だから
もう少しゆっくり 朝食を楽しもうと提案する
平行線をたどった結果
あいだをとって 30分早く家を出ることにした
ナビゲーションの案内するルートは
残り3kmまで 予測以上にスムーズだった
ところが・・・
紅葉と どこまでも続く鱗雲 そして清々し気候に高揚した人間の行動力を
機械は正確に予測することができなかった
残り3kmの場所にかかる橋を前に
159はカタツムリになった
”このままじゃ 間に合わないかも・・・”
そんな思いが 僕の脳裏をよぎったとき
助手席のカノジョが 地図を見ながら言った
「次の信号! 左に曲がって!」
”隣の橋を渡れっていうのかい・・・
10km近くも遠回りになるよ
それに 向こうの橋も 渋滞しているに違いないさ”
そう・・・心の中で思ったが
カノジョの提案で早く家を出たおかげで 30分余裕がある
僕は ぐっとこらえて カノジョの指示に従うことにした

ナビルートから外れると
カラビニエリ(イタリアの国家憲兵)のパトロールカーでもある159の3連ライトが
5km先の橋をロックオン!
ギラリと輝きを増しながら 川沿いの側道をを駆け抜けた
「StoooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooP!!!!!!!!!!」
2kmほど走ったところで カノジョが叫んだ
そこは ドラッグストアの駐車場だった
車を駐車した僕は
カノジョが にこりと笑いながら指をさす方向に
歩道専用の橋と書かれた看板を見つけた
あっ・・・ そういうことか!!
歩道橋を渡った向こう側は
ちょうど コンサート会場のある 大型ショッピングモールだった
「機械は万能じゃないのよ・・・」
腰に手を当てて胸を張るカノジョが
パラシュートを背負った カメルレンゴのように神々しく思えた
HaHaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa・・・と 僕は額ずいた
カノジョの二度にわたる機転で
無事に 素晴らしいコンサートに酔いしれた僕は 帰り道・・・
カノジョの巧みな 言霊に乗せられた
モールで 大量のショッピングをしたカノジョ・・・
もちろん 荷物持ちは いつも僕の役目
「わー きれい!!」
夕陽でキラキラ輝く川に 真っ赤に染まった歩道橋・・・
「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そうだ・・・ 」
今日の駐車場は 長い長い 歩道橋の向こう側・・・
朱色に染まった微笑みのカノジョは
エンジェルにもルシファーにも見えた・・・
僕らの頭上には
無数の 赤とんぼ・・・天使?? がキラキラしながら 飛んでいた
Natasha Bedingfield - Angel
悪魔の誘いにのらないように 一人一人に天使がついているらしい
しかし・・・
魔王サタンは 元天使ルシファー
悪魔と天使に 大きな境界はない
カメルレンゴ(Ewan McGregor)のように
右から見れば 笑顔の天使も 左から見ると 山羊の角が見えてくる・・・
僕が運転するAlfa Romeo 159は
カノジョを助手席に乗せて南に向かった
半年前から 楽しみにしていた オータムジャズコンサート
機械は万能じゃないからと
ナビアプリが示す時間より 1時間前に出ようというカノジョ
一方 僕は最近のアプリは優秀だから
もう少しゆっくり 朝食を楽しもうと提案する
平行線をたどった結果
あいだをとって 30分早く家を出ることにした
ナビゲーションの案内するルートは
残り3kmまで 予測以上にスムーズだった
ところが・・・
紅葉と どこまでも続く鱗雲 そして清々し気候に高揚した人間の行動力を
機械は正確に予測することができなかった
残り3kmの場所にかかる橋を前に
159はカタツムリになった
”このままじゃ 間に合わないかも・・・”
そんな思いが 僕の脳裏をよぎったとき
助手席のカノジョが 地図を見ながら言った
「次の信号! 左に曲がって!」
”隣の橋を渡れっていうのかい・・・
10km近くも遠回りになるよ
それに 向こうの橋も 渋滞しているに違いないさ”
そう・・・心の中で思ったが
カノジョの提案で早く家を出たおかげで 30分余裕がある
僕は ぐっとこらえて カノジョの指示に従うことにした

ナビルートから外れると
カラビニエリ(イタリアの国家憲兵)のパトロールカーでもある159の3連ライトが
5km先の橋をロックオン!
ギラリと輝きを増しながら 川沿いの側道をを駆け抜けた
「StoooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooP!!!!!!!!!!」
2kmほど走ったところで カノジョが叫んだ
そこは ドラッグストアの駐車場だった
車を駐車した僕は
カノジョが にこりと笑いながら指をさす方向に
歩道専用の橋と書かれた看板を見つけた
あっ・・・ そういうことか!!
歩道橋を渡った向こう側は
ちょうど コンサート会場のある 大型ショッピングモールだった
「機械は万能じゃないのよ・・・」
腰に手を当てて胸を張るカノジョが
パラシュートを背負った カメルレンゴのように神々しく思えた
HaHaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa・・・と 僕は額ずいた
カノジョの二度にわたる機転で
無事に 素晴らしいコンサートに酔いしれた僕は 帰り道・・・
カノジョの巧みな 言霊に乗せられた
モールで 大量のショッピングをしたカノジョ・・・
もちろん 荷物持ちは いつも僕の役目
「わー きれい!!」
夕陽でキラキラ輝く川に 真っ赤に染まった歩道橋・・・
「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そうだ・・・ 」
今日の駐車場は 長い長い 歩道橋の向こう側・・・
朱色に染まった微笑みのカノジョは
エンジェルにもルシファーにも見えた・・・
僕らの頭上には
無数の 赤とんぼ・・・天使?? がキラキラしながら 飛んでいた
Natasha Bedingfield - Angel
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