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レポゼッション・メン ~ トゥアレグ ~

 14,2016 14:57
思い出の世界と 夢の記憶との間に 垣根は無い
どちらも自分の想い通りに ならない 
時の記録・・・

日本海を進む 強力な低気圧の影響で
太平洋側の地域一帯に南風が吹き荒れ 
気温が25度まで押し上げる中
春一番の根源を探すように
トゥアレグは 風に向かって走り続けた
そこに 僕の意識はなかった   

トゥアレグ

家族のために できる限り高給を目指したい
それが始まりだった・・・はず・・・
しかし 今思えば
家族のために というには
あまりにも理不尽な生活だった
妻や子供たちと接する機会は ほとんどなく 
自宅にいても プロジェクトが頭から離れなかった
妻の瞳に映る僕の姿は
サラリーマンという名の ロボットだったのかもしれない
それもかなり草臥れた廃棄寸前の

だからこそ 
もう一度 自分と家族に 目を向けた人間に
いや・・・
それがかなわないなら 
家族と一緒にいてくれる ロボットとして
再生してもらいたかったのかもしれない

「仕事より私たちを見て! 自分の体を大切にして!」
と僕に言った

しかし 僕にはそれが理解できなかった
君や家族を見ることと プロジェクトの成功は
イコールだったから・・・

レポゼッション・メンのレミー(Jude Law)が
現場から内勤に移れなかった理由と同じだった



そして 僕は 壊れた

1ヶ月の休暇は病院のベット暮らしだった
家族は 笑顔で見舞いに来た
病院という聖域が 悪魔のような
プロジェクトから僕を解放してくれる
そう思ったからだ
しかし・・・
内臓の疾患は 頭に影響を与えない
ベットの中で 僕はプロジェクトを支えた
それを妻が知ったときの顔・・・

僕の思い出・・・
そして僕の夢の記憶の両方に現れる 
白く冷たい 感情のない顔・・・
それが僕の家族の最後の記憶・・・

退院したとき
僕の家族は 記憶だけのものになっていた

プロジェクトは 成功した
僕のアドバイスが的確だったことは明白だったが
休暇が響いて
僕は 正式なプロジェクトメンバーには認定されなかった
ただ 相当の報酬だけは手に入れることができた
名誉ではなく 報酬のための仕事
それは 自分が望んでいた結末だったはずだ
しかし 報酬の目的だった家族は もういない

虚しさだけが 残った

会社を辞めた僕は
トゥアレグで 放浪の旅に出た



夢の世界では 未来が描かれることもある
そこで僕は ハイビスカスの髪飾りをした 
太陽のような笑顔の 妻と再会した

夢と思い出に垣根がないのだから
夢は思い出になる
いつの日か
僕は 再び家族に出逢え得ると確認した

僕も レミー(Jude Law)と一緒なのだ
彼の未来は ハッピーエンドが保障されている

そっと
頭を撫でる 
電極らしき感触は・・・

※レミー(Jude Law)の愛車はカスタムされたトゥアレグ!
 カッコいいですね!




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