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スパイダーマン ~ グランドチェロキー ~

 13,2014 23:59
「私のこと スキ?」
 「もちろんさ」
 「それじゃ ”お前が好きだ!”って 言ってほしい・・・」
 「それは・・・また今度ね・・・」

そんな会話を 何度繰り返してきたことだろう・・・
いつも曖昧な理由をつけて 
彼は 私のことを好きだと言ってくれたことがない
ピーター・パーカー(Tobey Maguire)のように
スーパーヒーローとしての
秘密を抱えているのだろうか・・・



親友のMikiに 相談すると 
 「それは きっと二股かけられてるよ~」
人の悩みを 自分の楽しみにしてくる
それ以来 私はこの悩みを 誰にも打ち明けることはなかった

身体の中に抑え込まれた悩みは 
彼の行動一つ一つを 怪しく感じる瞳となった

和菓子派の彼が 最近よく 食べているのは 
私も密かに大好きな マグノリアベーカリー のパンプキンチーズケーキ

 「やっぱり スウィーツは 双葉のたい焼きでしょう」
あんなに 和風専門だった彼が・・・

音楽の趣味も コブクロから 
ブルース・スプリングスティーンに・・・

極めつけは 先月車を買い替えたグランドチェロキー
4ドアセダンばかりを乗り継いできた彼が・・・

Grand cherokee

趣味をことごとく塗り替えている その背景には間違いなく女性がいる・・・
私の直感は いつもあたるのだ・・・

だから 私は 今日も彼に聞く
 「私のこと スキ?」と・・・
それが重たかったのだろうか・・・

熱帯低気圧のニュースで持ち切りだったと思っていたら
街の中と 私のハートには 
いつしか 木枯らしが吹き荒れていた

そんなとき彼が 実家の模様替えに行くというので
私は 彼について行くことにした

初めて会う 彼のお母さんは 
世界中の全てを 丸くすることができるような
真ん丸の暖かい女性だった
私は いつの間にか 悩みを打ち明けた

するとお母さんは 私を庭にある木製のガレージに誘った

 「ここには お父さんの車がいつも停まっていたわ」
お母さんは懐かしそうに言った

 「あの子の お父さんも 私のことを一度も愛してるなんて
  行ってくれなかったの
  お父さんが いなくなって・・・
  お父さんの物も少しずつなくなって・・・
  お父さんの思い出も 少しずつ薄れて 心がポカリと空いてしまったの
  この がらんどうの ガレージのように・・・
  でもね 私は これを見つけたのよ」

木製のガレージの 一番奥の壁に刻まれた文字・・・
『明日 大好きなMariと結婚する 
 いつまでもカノジョと一緒に 楽しいドライブができますように』

 「このうちの男たちは 本当にシャイなの
  でも 間違いなく 大切な人を守ってくれる 男たちよ」

そう言うと お母さんは 刻まれた文字を
手をつないでいるように 優しく撫でた

 「どうしたの!二人とも」
彼がやって来た

 「何でもないわよ!」
そっと 瞼に手を当てながら お母さんが言った

 「ほら 君が好きな チーズケーキだぞ
  模様替えもひと段落したから 
  君の大好きな アメリカン方式の おやつタイムにしよう
  それにしても いつの間にか 君のアメリカンスタイルに染まっちまったな」

!!

私は・・・私は・・・
どうやら 私は自分の影に嫉妬していたようだ

お母さんの ポンと 私の背中を押したとき
ハートに火花が走り ミュージックが流れた

彼と私の本当の始まり・・・







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