FC2ブログ

ロボジー ~ ヴェゼル ~

 18,2014 23:29
行きつけのBar Casablancaに似た店の入り口には
一年前に別れたカノジョと同じ
マッキントッシュ フィロソフィーの
レインコートがかかっていた
店の中には カウンターの前に女性が一人

僕は 空になったグラスを見つめる カノジョに
ブルーマルガリータをプレゼントした

 「貴方に頂く理由がないわ」
カノジョは 薄い笑顔を僕に投げかけた
論理的な回答は 嫌いじゃない・・・

 「半年前に別れたカノジョに似ている・・・
  それじゃ ダメかな」

僕が言うと
 「それは 立派な理由ね」
そう言って カノジョは 
キスをするように 少ししょっぱい 青い涙を飲み干した

 「今日 彼と別れるの・・・」
Why・・・という視線をカノジョに投げかける
するとカノジョは言った
 「私は ずっと彼に嘘をついてきたから・・・」

どこまでも透明なジンリッキーの向こう側にいる
カノジョの揺れ動く気持ちが 僕の頬を振動させた 

 「一年前 このグラスに映っていた女性は
  僕を なんでも一番の スーパーヒーローのように思っていた
  そんな彼女の期待に応えるため
  僕は 努力を重ねた
  しかし 彼女の求める姿は 僕の能力の遥か上にあった
  それに応えるためには・・・ 嘘をつくしかなかった
  嘘の上塗りは際限なく いつしか 僕は ロボジーになった」



Karari・・・
グラスの中の氷が カノジョの瞳と同じように45度 こちらに向けられた
 「しかし 虚構の世界の重力に屈した僕は
  彼女に 全てを告白した
  僕は 最先端のロボットじゃない 着ぐるみの中の単なるオヤジだとね
  それでも 彼女は信じなかった あなた出来る人!・・・
  そして 僕は彼女の前から姿を消した」

僕と彼女のストーリーだ

 「しかし それから1か月後 
  僕は異例の昇進を果たした
  彼女の理想に近づくために演じてきた虚構が 現実になったんだ
  
  相手のためにつく嘘は きっと最後には嘘じゃなくなる
  現実が追い付いてくるのさ
  だから 最後まで 嘘をつき通すべきだ」

Karan・・・
一口も飲まれていないジンリッキーが再び鳴くと
僕は席を立った 

外は雨・・・

店の中を見ると カノジョが 電話をしていた
涙がこぼれているが 顔には笑顔が見る

Vezel

 「他人の幸せは 紡げるのにねぇ・・・」
潮風がフワリと吹くと
雨雲から 木洩れ日が注いだ 
ボンネットに レインボウを浮かべたヴェゼル(愛車)が言った

 恋は盲目・・・そういうものさ




(ロボジー) コスチュームキューピー

新品価格
¥756から
(2014/7/18 22:32時点)




ホンダ ヴェゼル(RU3) メンテナンスオールインワンDVD 内装&外装セット + 内張り(外装) 剥がし(外し) ハンディリムーバー 4点 工具 セット【little Monster】本田 HONDA C098

新品価格
¥3,900から
(2014/7/18 22:33時点)






スポンサーサイト



Latest Posts -

Designed by Akira.

Copyright © 映画と車が紡ぐ世界 All Rights Reserved.