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S極とN極の関係 ~ Juke ~ 卒業 ~

 05,2012 13:13
サンタクロースが 仕事を終えて フィンランドに到着したころ
親友のカノジョからメールが届いた
帰国子女で アンハサウェイ似のカノジョは どうやら友人と喧嘩をしたらしい 
僕は 年越しそばを食べることを条件に カノジョの愚痴を聞くことにした

日本人が総出で 蕎麦殲滅作戦を展開する 『大晦日』
僕と彼女は かんだやぶそばにいた

 「街中でキスなんて無理だとはわかっていたけど
彼はあまりにも私のことに無関心なの」
着席と同時にカノジョの不満は暴発した 
僕は 蕎麦殲滅作戦遂行まで 生き延びられるか 心配になった
 「私の目を見ないから 美容院に行っても全く気が付いてくれな・・・」
Zuzuzuzzzz・・・左隣に座る老夫婦がせいろう蕎麦をすする

 「それに 彼はいつでも受け身で なんでも『お前が決めろ』って言・・・」
Zuzuzuzzzz・・・今度は右隣に座る紳士が天ぷら蕎麦をすする

おかめ蕎麦を音を立てずに食べる彼女は言った
 「日本人の感覚って・・・ 理解できない・・・」
僕の弁護対象は 友人からオールジャパンになった

 「アイツは 日本人の中でも特別な”ラストサムライ”さ
  無口で物静かだけど 間違いなく君このとを大切に思ってるよ」
僕は静かに月見蕎麦を食べた
 「それに 庶民的な日本文化も 馴染んでくると風情を感じるもんさ」
 「そう? でも あなたは お蕎麦を食べるときに音を立てないわ 
  それに あなたは いつも私をしっかり見てくれる 私たち価値観が一緒ね
  あなたと一緒にいると幸せよ」
微笑むカノジョの思いがけない言葉に 
僕のハートは一気に7000回転(red zone)に突入した
Juke1

オーバーヒートすれすれの僕は 
店の外で行列をなしている 蕎麦殲滅第2部隊に席を譲った
そしてブルーのJUKE TUBO 16GT FOUR にカノジョを乗せて夜の高速を走った
MR16DDTとALL MODE 4×4-iの足回りは 心地よいドライブを演出した
しかし 僕の頭は カノジョの言葉が いつまでもこだましている

 「あなたと一緒にいると幸せ・・・」
僕はベンジャミン(卒業 1967)になりそうな自分を押し殺した

 「僕とアイツが高校野球でバッテリーを組んでいたとき
  ピッチャーだったアイツは たった一度 僕が出したサインに首を振った
   『決め球は 俺が決める!』ってね 
  その結果 僕たちは甲子園の切符を逃すことになった
  それ以来アイツは 自立判断失調症なんだ
  でも アイツは自分が最も信頼している相手にしか 『任せる』とは言わないよ」
僕の言葉に カノジョは笑顔を見せたが どこか寂しげな表情だった

空が白けてきたころ JUKEは 二宮海岸に到着した
 「S極同志はどんなに似ててもくっつかない 最終的に結びつくのはS極とN極なのさ」
そう言って僕は 海岸線を指した
・・・
カノジョは 砂浜にアイツを見つけた 
「日本の風習(初日の出)もいいもんだろう・・・」
僕は カノジョの背中を押した
 
カノジョがアイツの胸の中に飛び込む瞬間 僕は JUKEをUターンさせた 

カノジョと抱き合った瞬間 ラストサムライのポケットから携帯が落ちた 
携帯の画面には 友人からのメッセージが残っていた
『俺たちの練習場所に 初日が昇るとき 天使が現れる』




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