fc2ブログ

 06,2015 ある愛の詩 ~ スープラ ~ READ MORE

welcome-image-photo
二つ隣のボックス席はウッド調の暖かいカフェの空間をツンドラブルーに変えていた 「あなたが信じられない・・・」首筋に冷気を感じた僕は思わず振り返った髪の色に合わせたキャメルのストールを巻いた女性の一言・・・瞳には 東京タワーのライティングがキラりと映りこんでいる僕に 背を向けて座る男が 頭を掻き毟った・・・僕が子供のころから この喫茶店は ここにあった時の流れに取り残されたような佇まいは 30年前も同...