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 11,2023 オットーという男 ~ Chevrolet ベルエア 1959 ~ READ MORE

 12,2022 僕のワンダフル・ライフ ~ シボレーエルカミーノ 1969 ~ READ MORE

 09,2022 シンドバッド虎の目大冒険 ~ シボレー モンテカルロSS 1985 ~ READ MORE

 12,2021 エデンの東 ~ シボレーC10 1969 ~ READ MORE

 13,2021 セッション ~ インパラ 1961 ~ READ MORE

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「今日 いつもの席は 使えないんですか?」目の前にフォレストガンプのポスターが掲げられた席はほかの席から孤立した空間で コミュ障の僕にとっては 救済エリアだったCafébarCasablanca毎週 辛口のジンジャーエールにこの店の隠れた名物 ラザニアを肴にガンプと会話することで 僕は心をフラットに保っていた急遽 決まった転勤想いを伝えたい人に まだ何のアクションさえ できていない今日こそ この席が必要だったのだ...
父がリストラされるともともと病気がちだった母は あっけなく 逝ってしまった一度傷が入ると 成長し続けていくフロントガラスのように平凡で平和だった家庭は 一挙に崩壊した既に人手に渡った狭くても 居心地のよかった我が家のバルコニーからアルコール漬けになった父が 見つめる中僕は家を出た 田舎の朝は早い・・・母の最期の願いを叶えるため僕は 父と別れて 母の実家で一人専業農家を営む 祖母と暮らすことになった...
信号を左折すると1985年式シボレーモンテカルロSSは停止した朝もやに霞む鉄塔が見える35年間 撮り続けてきた風景が 今日もそこにあった晴れの日も 風の日も 雪の日も通勤のたびに 撮影してきた この場所ともお別れだ私は 今日 定年を迎えるフィルムカメラから デジカメそして 最近ではスマートフォンになり見返すこと無く 撮り貯めてき景色を 昨日 一気にプリントアウトした・・・わき目も触れず仕事一筋だった私の人...
ローカル線の駅前ロータリーに停まる1969 シボレー C10運転席からマルボロの煙と共に 僕の身体に浸透してきた父の言葉・・・「一人前になるまで 戻ってくるな」それだけ言うと 都会行の列車が来る前に 父は去った小学生のころから 海苔師の父と船に乗った波に揺られながら 自然の厳しさに 何度も涙した冷たい北風に凍えた日 父は熱々の甘酒を買ってくれた海と父の どこまでも広く深い優しさを感じながら父の跡を継いで...
「若い世代の力を借りて・・・」2代目社長の口癖だ新しいプロジェクトを立ち上げては 枕詞のように そう宣うしかし 自分の意思が反映されていない提案は すぐにPOST行きちなみに POSTとは 社長室にある赤いゴミ箱のことだから プロジェクトに立候補する輩は出世欲の高い イエスマンしか 名乗り出ないそんなチームで作られた プランだからメンバーの誰もが 成功するとは思っていなかったただ 社長のお眼鏡に目にかなえ...